フロントガラスに霜が降りてしまったときの対処法

寒い季節、朝起きて車に乗ろうとすると、、、「フロントガラスに霜が!!」

だれしも一度は経験があると思います。

今回は、そんなフロントガラスに霜が降りてしまったときの対処方法について解説していきます。

なぜ霜が降りてしまうのか? 凍結との違いは?

フロントガラスに降りてしまう霜。その正体は、水蒸気が急激に冷却されたものです。

つまり、フロントガラスに付着した水蒸気が冷えたものです。フロントガラスの霜と凍結はとてもよく似ていますが、凍結は水が凍ったものであり、雨水や雪などの多量の水分が気温の低下とともに凍った状態です。

一方、霜は雨や雪が降っていなくても発生します。空気中の水分がフロントガラスに付着し、冷却されると霜が降りるのです。雨や雪ではなく、むしろ冬晴れの翌朝に発生しやすい傾向があります。冬晴れの日の翌朝は放射冷却によって地上の気温が低下しやすく、霜が発生しやすい条件が揃っています。

空気中に水分が存在する限り、対策しようがない気もしますが、対処方法や防止策はありますので、安心してください。

フロントガラスに霜が降りたときの対処方法

霜が降りた場合には、いくつかの対処方法があります。今回は代表的なものをご紹介します。

デフロスターを使う

霜が降りたときの対処法、その王道はデフロスターを使うことです。

車のエンジンをかけ、デフロスターをONにしてしっかりとフロントガラスを温めていきます。10分〜20分程度で霜を落とすことが可能です。少し時間はかかるものの、フロントガラスに負荷をかけない最も安全かつ確実な方法です。

解氷スプレーを使う

続いては、市販の解氷スプレーを使う方法です。寒冷地に住んでいる方は使用経験があると思いますが、そうでない方にとっては聞き馴染みのないアイテムかと思います。

解氷スプレーは、霜が降りてしまったり、凍結してしまったフロントガラスに吹き付けるだけで氷を溶かしてくれる優れものです。吹き付ける液剤の気化熱で表面温度を上げ、霜や氷を溶かす仕組みです。

デフロスターと同様、ガラス面に力を加える必要がないためフロントガラスへの負荷も小さいおすすめの方法です。注意点としては、重度の霜や凍結には効果が薄い(大量にスプレーを吹き付け続けなければ効果がない)ということ。効率的に霜を落とすためには、解氷スプレーとデフロスターの併用がおすすめです。

スクレーパーを使う

フロントガラス専用のスクレーパーを使う方法もあります。

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一般に、スクレーパーの本来の使い方はフロントガラスに降り積もった雪を取り除くための雪かきとしての使用です。

しかし、雪かきとして以外にも、デフロスターで温まったフロントガラス表面の霜をやさしく掻き落とすような使用方法も効果的です。くれぐれもスクレーパー単体でガリガリと霜を削り落とそうとはせず、デフロスターや解氷スプレーとの併用がおすすめです。

やってはいけないこと

フロントガラスに霜が降りたからといって、慌てて間違った対処をすると思わぬリスクがあります。

フロントガラスにお湯をかける

もっとも多く見られるのが、フロントガラスにお湯をかけるという行為です。しかし、これはNGです。

冷却されたフロントガラスに高温のお湯をかけてしまうと、急激な温度変化でガラスに応力が生じ、ヒビ割れが発生することがあります。

雪の重みで負荷がかかっていた場合や、目に見えないほどの微細な線傷が入っている場合には、お湯をかけたとたんに「パキッ!!」とヒビが入ってしまうことがよくあります。

お湯をかければたしかに霜や凍結を落とすことはできますが、フロントガラスがヒビ割れてしまっては元も子もありません。

力任せにガリガリと削る

フロントガラスの表面を力任せにガリガリと削ってしまう行為もNGです。時間がない朝、急いでいるときに早く霜を落としたい気持ちは分かりますが、フロントガラスのヒビ割れの原因になります。

霜の降りたガラスに物理的に負荷をかけてしまうと、通常のガラスよりもヒビ割れやすいのです。なぜなら、フロントガラス表面には目に見えないほどの細かいキズが入っており、場合によってはそのキズのなかに水分が入り込んで凍結していることがあります。水分は凍結すると膨張しますので、キズを内部から押し広げるような力がかかっています。そのような状態にあるフロントガラスに対して、さらにガリガリと力を加えてしまうと通常よりもヒビ割れが発生しやすいのです。

いずれにしても、フロントガラスがヒビ割れしないよう、ガリガリと力任せに削る行為は避けるようにしましょう。

 

ここまで、フロントガラスに霜が降りてしまった場合の対処方法とやってはいけないことを説明してきました。

最後にフロントガラスに霜が降りないようにするための防止策をご紹介します。

霜を防ぐためには凍結防止シート

霜を防ぐための最も手軽な方法は、市販の凍結防止シートを使うことです。

この記事で、霜は空気中の水分がフロントガラス表面に付着して冷却されることによって発生すると説明しました。つまり、霜を防ぐためには、ガラスへの水分の付着量やガラス表面温度の低下を抑えさえすれば良いということです。

そこで効果的なのが凍結防止シートです。

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気温が下がる冬の間は毎日使うことが望ましいですが、面倒であれば放射冷却が予想されるような冬晴れの朝だけでも構いません。効果絶大ですので、霜を避けたい方にはぜひ使用をおすすめします。

まとめ

今回はフロントガラスの霜対策について解説してきました。

ここまでの内容をまとめると次のようになります。

霜を落とす方法

・デフロスター

・解氷スプレー

・スクレーパー

やってはいけないこと

・お湯をかける

・力任せに削る

防止する方法

・凍結防止シート

 

寒い季節、急な冷え込みでフロントガラスに霜が降りてしまうことがあります。そんなときに焦りは禁物。冷静に対処しましょう。正しい知識をもって対処することで、ガラスの破損を防ぎ、効率的に霜を除去することができます。

この記事が、フロントガラスの霜取りでお悩みの方の参考になれば幸いです。