フロントガラスにできた細かい傷は放っておいても大丈夫?

ふとフロントガラスを見ると細かい線傷を発見することがあります。

髪の毛のように細い傷跡、放っておいても大丈夫なのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えします。

なぜフロントガラスに細かい傷がつくのか?

そもそもフロントガラスに細かい傷や擦り傷がつくのはなぜかご存知でしょうか?決して手で触れたわけではないのに、、、と思う方もいるかもしれません。

フロントガラスに細かい傷がつく代表的な理由を見ていきましょう。

1.走行中の飛来物

飛来物というと少々大げさですが、自動車が走行中に前方から飛んでくる砂塵や葉っぱ、小枝などを指します。これらの飛来物がフロントガラスにぶつかることで、あるいはフロントガラスの表面を擦ってしまうことで細かい線傷がついてしまうのです。

 

2.洗車時

車の洗車も細かい傷がついてしまう代表的なシーンです。洗車機のローラーにフロントガラスを傷つけるようなゴミが付着していたり、細かい砂利を巻き込んでガラスを洗い上げてしまったりということが傷の原因です。また、手洗いの場合は使用するスポンジの目が粗すぎることでフロントガラスに細かい傷をつけてしまうこともあります。

 

3.ワイパー

基本的な部分ですが、ワイパー動作もフロントガラスに細かい傷をつけてしまう原因となります。砂塵を巻き込んでワイパー動作した場合や、劣化したワイパーゴム自体がフロントガラスを傷つける場合があります。フロントガラスと接触するワイパーは、フロントガラスを直接的に傷つける原因にもなるのです。

 

このようにフロントガラスに細かい傷がついてしまうシーンはたくさんあります。

しかも厄介なことに、どれもが容易に避けがたいものばかりです。洗車については細心の注意を払うことでなんとか軽減することもできるかもしれませんが、走行中の砂塵やワイパー動作による傷は不可避といっても良いでしょう。

従って、フロントガラスに細かい傷がつくことは防ぎようがないと考え、対処方法を考えたほうが良さそうです。

 

対処方法を見ていく前に、細かい傷を放っておいてもよいのか?という点について見ていきましょう。

フロントガラスの細かい傷、放っておいてもよい?

答えはもちろん、NOです。(ただし傷の程度による)

フロントガラスについた細かい傷には、次のようなリスクがあります。

リスク 1. ガラス割れにつながる

いくら細かい線傷といっても、悪化すればフロントガラスの亀裂や割れにつながることがあります。

フロントガラスは車の走行による振動で負荷がかかるため、細かい傷であっても徐々に伸展していきます。また、細かい傷の内部に雨滴や洗車による水分が入り込みます。その水分が冷え込んだ冬場に凍結(膨張)すると、傷を押し広げていく力が働きます。

こうしたことが積み重なると、ある日突然フロントガラスにヒビが入ってしまうことがあるのです。

「飛び石を受けたわけではないのに、なぜ突然フロントガラスがヒビ割れしたのだろう?」

そう思うかもしれませんが、実は細かい傷跡が原因ということもあるのです。

リスク 2. 安全運転の妨げになる

たとえ1つ1つは細かい線傷であっても、広範囲に渡って傷がつくと運転視界の妨げになり非常に危険です。

さらに、夜間や雨滴がついた状態だと光が乱反射してギラつくくため極度の視界不良となります。言うまでもなく、このような状態で運転することは思わぬ事故につながります。

たとえ細かい傷であっても油断せず、ガラス割れや交通事故のような大きなトラブルにつながるということを理解しておくようにしましょう。

 

それでは、肝心の本題です。

こうした細かい傷は放っておいても良いのか?そして対処方法はあるのか?という点について解説します。

結論:細かい傷は致命傷ではない。けれど余裕があれば早めに直したほうが良い

ここまで見てきたように、車を運転している以上、フロントガラスに細かい傷がつくことは不可避であり、その傷は重大なトラブルを引き起こす原因となります。

 

しかし、です。

 

フロントガラスに細かい傷がつくたびに修理したりガラス交換したりという必要はありません。言い換えると、フロントガラスに傷ひとつない状態を維持することは不可能であり、ある程度は付き合っていかざるを得ない傷ということになります。傷の程度にもよりますが、一般的な細かい傷は、気にはなるけど致命傷というレベルではないはずです。

ここまでは理解頂けると思います。

 

その上で、細かい傷を直す方法もご紹介します。致命傷ではないといえど、(時間とお金に)余裕があれば直しておくに越したことはありません。

フロントガラスの細かい傷を直す方法

フロントガラスの細かい傷を直す方法は大きく2つあります。

1.市販のキズ消しを使って自分で直す

2.専門業者に持ち込んでポリッシャーにかけてもらう

このどちらとも、フロントガラスを研磨することで細かい傷を消すという方法になります。研磨剤でフロントガラスを磨き上げるイメージですね。

注意点としては、過度な研磨や誤った方法での研磨を行うと、かえって傷を悪化させてしまったり、フロントガラスを削りすぎて運転視界が歪んでしまうということもあります。

せっかくフロントガラスの傷を直すつもりが、症状を悪化させてしまっては元も子もありません。そうならないよう、ぜひ自動車ガラスの専門店に愛車を持ち込んで見てもらうことをおすすめします。そもそも研磨で直せるレベルの傷かどうかプロに診断してもらうのが賢明です。たとえ市販のキズ消しを使うつもりであっても、自分の判断を過信せず専門家の意見を聞いて見るようにしましょう。

まとめ

さて、今回はフロントガラスの細かい傷について解説してきました。

今回解説してきたように普段は気づかないほどの細かい傷でも、或いはたとえ気づいたとしても目を凝らさなければ見えないほどのわずかな傷でも、ガラス割れや交通事故といった重大なトラブルにつながることがあるため決して油断はできません。

重大なトラブルを招かないために定期的にフロントガラスを目視でチェックするようにしてください。そして、運転視界に影響がある線傷(直す必要がある線傷)を見つけた場合は、自動車ガラスの専門業者に相談することが大切です。

細かい傷、わずかな擦り傷だからといって軽視せず、早期・的確な対処を心がけましょう。

 

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